世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

米国で黒人およびヒスパニック系の消費者は他の民族よりも香水の使用率が高い

アメリカで黒人およびヒスパニック系消費者の香水の使用率が、他の民族よりも高いようだ。グローバル情報会社NPDグループが9月21日に発表した調査結果によると、黒人およびヒスパニック系消費者の85%以上が香水やその他のフレグランス製品を着用しており、調査対象となった総人口の78%と比較して7ポイント以上高い利用率だった。フレグランスの利用率は2021年と比較して横ばいだったが、黒人およびヒスパニック系消費者の間では増加傾向がみられた。

NPDの2022年「フレグランス消費者レポート」から、黒人およびヒスパニック系の消費者は、他の民族よりも頻繁にフレグランス製品を着用し、より頻繁にフレグランスを購入していることが明らかになった。黒人とヒスパニック系の消費者の 60% 以上が、香水をつけずに家を出ることはないと報告しており、フレグランスは日常生活の一部となっている実態が浮き彫りになった。フレグランスの着用の頻度は白人やアジア系の消費者よりもはるかに高い結果だった。

黒人およびヒスパニック系の消費者のフレグランス利用の兆候として、より強い香りの需要が高まっている。この2つのグループの間では強い香りをより頻繁に着用しており、この兆候は米国のプレステージ フレグランス市場で起こっているより広範な変化と一致する。フレグランスオイルの割合が高いパルファム、オーデパルファム、オーデトワレは2022年に市場シェアを伸ばしているようだ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP