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エイ・アイ・シー、デンタルエステ市場を自ら切り開く

“ホワイトエッセンス” のブランドでデンタルエステ(口腔エステ)をFC展開するベンチャー企業・株式会社エイ・アイ・シー(東京都渋谷区、社長坂本佳昭氏)は、今年11月で会社創立10年を迎えた。医療分野のデンタルエステ市場を自ら切り開き、歯科医院を対象としたFC加盟店は93店舗(2013年10月末現在)を数えるなど独走状態にある。そこで10周年を迎えたのを機会に、同社坂本佳昭社長に経営の実態と事業展開について聞いた。

―11月14日にホワイトエッセンスコンベンションを開催しましたが狙いは

株式会社エイ・アイ・シー_社長坂佳昭氏「同コンベンションは、ブランド戦略や顧客満足の意識統一のため開催したもの。今回が4回目の開催となる同コンベンションでは、多くの人々が求めている共感をテーマに掲げFC加盟の歯科医院や院内スタッフなど約600名が参加し、最優秀店舗表彰、加盟店の症例発表などを行いました。今回、共感をテーマに掲げてコンベンションを行ったのは、他人と自分の立場を相互に理解し合い、感情を共有することで、FC加盟店のチームワークをさらに向上させること。同時に、FC加盟店の顧客が喜ぶ共感力の高いブランドを提供して行くのが狙いです。」

―ホワイトエッセンスのブランドを標榜してFC展開を行なっていますがビジネスモデルの特徴は

「ホワイトエッセンスは、歯科医の管理下のもとで、歯科衛生士が健康者(顧客)に対して歯石の除去、歯磨き、リップエステ、口腔内歯肉マッサージ、虫歯予防薬剤の塗布などの施術を自由診療で行うビジネスモデルです。これまで歯科医が行っていた顧客への治療箇所以外の施術を歯科衛生士が自立して行えるようになることから、歯科医の負担が軽減されるとともに、歯科医院の収益向上、顧客への施術サービスの向上が図れます。歯科衛生士による施術料は、通常の歯科医院の施術相場の2分の1から10分の1の価格で全国の加盟店に同一品質・同一価格で提供しています。」

―業績の実態や加盟店数拡大、物販の開発などにどのように取り組んでいますか

「今3月期の業績は、非公開ですが売り上げは、年平均20%の伸びで推移しています。また、加盟店数は、今年5月に進出した台湾を含めて93店舗(10月末現在)になります。物販開発については、新たに歯ブラシや口臭関連などのプライベートブランド(PB)商品を投入するため、現在、歯科大学や企業などと提携して開発に取り組んでいるところです。しかし、事業については、スケールメリットを追求する考えはありません。今後、加盟店数を120店程度視野に入れていますが当面、市場として確立していないデンタルエステ市場を自ら切り開き価値を創造して顧客満足度を達成して行くことに全力を投球して行きたいと思っています。」

―どのような企業風土、文化を醸成して行く考えですか

「当社は、ノルマや成果主義は、一切敷いていません。歯科医院や院内スタッフ、顧客に対し常に笑顔で接しながらサービスできる人材を求めています。笑顔を絶やさない企業風土とサービスを創造する企業文化を作り上げたいと考えています。数値や結果は、後からついてきます。」

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