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米国の女性はしわよりも毛穴を気にする?—ハリス世論調査

アメリカ人女性は顔のしわよりも毛穴に関心があるーこのような調査結果を米化粧品会社ロレアルパリは10日、発表した。調査対象者の半数近くが、毛穴のサイズを変えたいと希望しており、ほぼ3人に1人はしわよりも毛穴の大きさの方が美顔には重要項目であると答えたという。

ハリス世論調査会社はロレアルパリに代わって、2014年2月にアメリカの成人2,000人を対象に「フェイス/顔」に関する意識調査を実施した。この結果、多くの女性は顔の毛穴が大きいという劣等感、さらには強迫観念まで感じている傾向が明らかになった。主な意識調査の結果は次のとおり。

・大きいことは常に良いとは限らない:対象者の内410人の女性(38%)は毛穴が大きいと感じている。ラテン系の女性の間では50%に上昇する。

・犠牲を払う:毛穴を小さくできるなら、その代償として23%の女性は禁酒、17%の女性はソーシャルメディア、11%の女性は足の脱毛処理を諦めても良いと思っている。

・フィルターはベストフレンド:19%の女性は顔写真を投稿する時、皮膚の欠点を隠すためにフィルターなど編集機能を利用する。

・自撮りを避ける:13%の女性は、毛穴の大きさにコンプレックスを持っているため、自分で写真を撮ることを避けている。

毛穴の大きなについて意識し始めた年齢は15-20歳の間が一番多く、デートの際には特に気になると回答した女性もあった。ただ、男性側の調査として53%の男性回答者は女性の顔の毛穴の大きさに気づいたことはないと答えた。女性と男性の意見の温度差から、女性は過剰に意識しているのだろうか、という疑問符が残るかもしれない。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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