世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

アメリカでカスタムブレンドのホームヘアカラーに注目

米ロサンゼルスでホームヘアカラーキッド販売ベンチャーのeSalon社は、9月3日、累積販売数が100万ユニットを超えたと発表した。同社は、2010年にオンラインサーベイ方式で顧客のヘアカラー、髪質、コンディションを調査した結果、顧客の希望するヘアカラーの溶液をカスタムメイドで調合して販売するビジネスを開始した。創業4年目で最初の目標販売数を達成したことなる。

eSalonのヘアカラーの専門家が顧客のサーベイ結果を解析して豊富な基本色をミックスしてカスタム製剤を製造する。サロン品質の配合カラーケア製品と合わせた“ヘアカラーキット”として、顧客の名前のラベルを付けて瓶詰めして販売。販売価格は19.95ドル。オンラインショップサイトでは、ヘアカラーアクセサリー、ヘアカラーの色落ち防止効果のあるシャンプー、コンディショナーなどの販売も促進している。

顧客のニーズに密着したコンシューマープロダクツの商品開発というニッチ市場であるが、今後の発展が期待され、伝統的なヘアカラーブランドへも影響を与えるかもしれない。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP