花王株式会社（東京都中央区）ヘルスビューティ研究所は、6月14日『「生命美容科学」によるビューティパワーセミナー』を開催した。

同セミナーでは、「生命美容科学」研究から”身体全体の力で美肌を生み出す”＝血管力として、血管の働きと美容との関連性についてレクチャー。

同社は、血管力（皮膚血液調整機能）の定義づけをするにあたり、皮膚温の戻りやすさを調査した。

22度の水に1分間手を浸し、10分後の手の温度変化を比較したところ、負荷前と同様に温度が上がった方と指先のみ低い方に分かれ、この皮膚温が戻りにくい方を「血管力が低い」と定義づけた。

血液は、細胞に栄養や酸素などを届け、同時に老廃物など不要なものを回収し、全身の細胞代謝を支えている。

ところが、血液の流れが滞ると、栄養や酸素が肌細胞にも充分に行き届かなくなり、肌荒れを引き起こすこともあるのだという。

血流を調整する力（血管力）をアップさせることで、自律神経・感覚神経・血管内皮機能が整いターンオーバーが正常化。新陳代謝も良くなり、その結果、肌のバリア機能が高まり、美肌へと近づくそうだ。

同社では、この「血管力」を上げる要素として、「炭酸スキンケア」と「クロロゲン酸」に着目。それぞれ8週間・4週間と試したところ、肌の水分量・鱗屑量に改善が見られた。

血管力は『SOFINA Beauty Power Station 銀座店』にて計測できる。