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化粧品パッケージの3つの最新トレンド

化粧品の商品開発で視覚的に魅力的なパッケージングが重要視されてきたが、最近ではそれだけで十分でないようだ。メイクアップのトレンドは季節ごとに変化するのでトレンドに沿った最高品質のパッケージが要求されているという。

このような市場動向が国際ビジネスメディア企業UBMアジア(本社:香港)からこの程、報告された。同社の調査によれば、環境を配慮したパッケージング、 K-POP に代表される遊び感覚があるパッケージ、先端技術を駆使したスマートなパッケージの3つのトレンドが注目されているらしい。

 

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世界の化粧品包装業界の市場は2014年で243億ドルと報告されており、2020年には314億ドルに達すると予測されている( マーケットリサーチ会社Research and Markets)。同業界の3つのキーワードは次ぎの通り。

エコフレンドリー
簡易包装といえば、従来は安価で低品質のイメージが先行していたが、最近はプレミアムブランドが金属製に変わって採用し始めている。竹のような持続可能な木材の素材や高品質な再生プラスチックなどの開発を強化している。

キッダルト(子供じみた大人)/ K-POP
韓国の“かわいい”カルチャーからの影響を受け、ユーモラスで遊び心のあるパッケージがメインストリームに入ってきている。パンダ、ウサギ、トラなどの動物をイメージした梱包のほか、マカロンのようなキュートなお菓子の形状が出てきている。

スマートパッケージング
高度なバーコード技術、迅速な応答コード、近距離無線通信(NFC)ラベルなどスマートでインタラクティブなパッケージが化粧品にも付加されてきている。

 

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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