シーボン、ウィッグ分野に新規参入、全国のサロンで拡販

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2017.08.22

編集部

株式会社シーボン(神奈川県川崎市)は、オーダーメイド用毛髪用かつら「ウィッグ(写真)」の販売を2017年5月下旬から全国73店のフイシャリストサロンで販売を始めた。ウィッグの販売は、美容サロンでの化粧品販売と合わせて新ビジネスとしての相乗効果を狙ったもの。

オーダー用のウィッグは、髪の毛が抜けて薄くなった部分に付けるかつらで、種類は分け目用、つむじ用、トップ用の3種類ある。
ウィッグの販売は、教育・認定を受けた800名にのぼるフェイシャリストが毛質・毛量・クセ・毛流れ・色味などを細かくチェックし、サロンの会員に対し、一人一人に合わせたフルオーダーメイドで販売。約2ヶ月後に完成品を直営ヘアサロン「ニーフ」をはじめ、提携美容室などで受け渡しを行う。その際、プロの現役美容師がデザインを調整し、よりナチュラルに仕上げする。また、販売後1年間は、指定の提携美容室で、無料のアフターサポートを実施している。

同社は、1966年1月に創業し2016年1月で創業50年を迎えた。これを契機に「化粧品の販売だけではなく、サロンでアフターケアも行う独自のビジネスモデルをウィッグのビジネスにも活かす」としてウィッグ分野への参入を決断した。
同社は、ウィッグビジネスの可能性を探求するため、2016年6月からフェイシャリストサロンの旗艦店「シーボン美癒六本木本店」を中心とした首都圏15店でテスト販売を開始した。その結果「美意識が高い会員のウィッグに対するニーズの多さやサロンでの化粧品のカウンセリング販売とアフターケアで培った信頼関係がウィッグ販売にも活かせると判断」、今年5月から全国に106店舗あるフェイシャリストサロンの内73店舗でサロンの会員向けに販売を始めたもの。

同社では、ウィッグの販売状況について「フェイシャリストサロンの会員は20 代から80 代までと年齢層が幅広く、中でもサロンに通う割合が多いのは40 代以上。その年代は、肌の悩みと同時に髪の悩みを抱える女性が多くそれだけウィッグに対する関心が高く需要も伸びている」として新規ビジネスへの期待を込める。

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