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『CARITA』と『DECLÉOR』が日本市場から撤退

フランスのコスメブランド『CARITA(カリタ)』と『DECLÉOR(デクレオール)』が、2017年12月末をもって日本での事業を終了する。

『カリタ』は、1945年、創始者マリア&ロージィ・カリタの姉妹により、フランス パリに誕生したブランド。美容師からスタートした、マリア&ロージィ・カリタ姉妹は、現在のコスメ業界やエステティック業界では主流となっている数々の製品・技術を生み出したことでも知られる。

一方、『デクレオール』は、1974年、フランスの美容家ソランジェ・デシムリー氏によって設立されたスキンケアブランド。エッセンシャルオイルの研究、アロマコロジーの考えなどに基づき、化粧品にプロのハンドテクニックを融合したメソッドを提案する。

両ブランドは、百貨店での販売のほかに、プロフェッショナルラインがあり、日本でもホテルやSPA併設サロンなど、古くから多くのサロンが導入している。ファンとなっているお客も多くいることから、導入サロンでは独自で製品を確保し、できるだけ長くお客へのメニュー提供を行うところも少なくない。

両ブランドをめぐっては、2014年2月に株式会社資生堂(東京都中央区)が、今後のプロフェッショナル事業を「ヘア」と「アジア」にシフトすることを理由に、仏L’Oréal S.A.に2億2750万ユーロ(当時の為替計算で約320億円)で譲渡。その後の日本での展開は日本ロレアル株式会社(東京都新宿区)が行っていたが、譲渡からわずか4年弱での日本撤退となった。

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