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紫根

概要

紫根(シコン)は、別名:紫草(しそう)・紫草根(しそうこん)ともよばれ、ムラサキ科ムラサキまたは近縁種の根。この柴根には、消炎作用、解毒作用があり、解熱、解毒、消炎薬として、腫瘍、火傷、凍傷、湿疹、水泡、痔疾などに効果があるとされ、古くから生薬として使われている。

ムラサキの根から抽出される植物エキスには、紫色の天然色素シコニンを豊富に含んでおり、日本では古来より紫色の染料として用いられているが、ヘナとの相乗効果でヘアカラーとして、髪の毛を自然に黒く染める活用法もある。また、いたんだ髪にうるおいと色素を与える目的で髪の美容液としても使われる。しかし現在日本では絶滅危惧種に認定されるほど、紫根は希少価値の高い植物となっている。

美容へのアプローチ

紫根は抗炎症作用や殺菌作用、創傷の治癒を早める作用などの効能があるとされており、漢方薬の材料として使われる。また、火傷や霜焼けなどの外傷治療に使われることも多い。その高い効果から肌荒れやニキビの予防のスキンケア化粧品に多く使われ始めている。

某テレビ番組では、シミに悩む55歳の女性が紫根を使った手作りの化粧水で実際の年齢より20歳も若いむきタマゴのようなつるつる肌になったというエピソードが紹介され、その放送直後から紫根が使われた商品がこぞって売り切れになった事もある。

ここまで注目を集めた要因としては、まず紫根は天然成分である事。あらゆる肌質の人に適応し、肌が敏感な方にも使える。これも紫根が古くから使われ続けてきた理由のひとつ。それと、最近ではシミやくすみを防ぎ、しわやたるみにも効果があることが研究から分かってきた事。皮膚の再生を促すだけでなく、若返りの効果も期待できるとあって、アンチエイジングの観点からも化粧品の成分としても注目を集めている。

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美容経済新聞

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