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イギリスの男性はジェンダーレスのスキンケアを好む

英マーケットリサーチ会社Future Thinking(ロンドン)は、イギリスの男性の間で、ジェンダーレスのスキンケアの人気が上がっている傾向があるという調査結果を発表した。同社の公式サイトのブログ(5月8日付け)によれば、4300人のイギリスの18歳以上の成人男性を対象に美容関連アイテムの購入動向について調査をしたところ、おおよそ3割の回答者が男性用、女性用と区別していない製品を好んで購入しているという。

特に若い世代で、このような傾向が強く、18−24歳のイギリス人男性の41%はマーケティングがジェンダーレスであれば、ボディケアやフェイスケアのルーチンを採用すると支持した。またこの年齢層の間では、ジェンダーレスの製品は男性用に特化した美容製品と比べて安価(手頃な価格)であると認識していることも判明した。

25−34歳のグループ調査では、27%がジェンダーレスだと、美容製品を購入するときに〝周囲に気を使ったり、恥ずかしいと感じなくてすむ〟と肯定的に思っていることが明らかになった。

ユニセックスの香水市場がニッチ市場として、最近、注目を浴びており、売上も成長している。男性顧客獲得に向けて、ユニセックスのスキンケア開発の可能性と将来性が期待されそうだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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