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コティ2018年度第3四半期の売上高22億2270万ドル

米コティが9日に発表した2018年度第3四半期の決算によると、2018年1月1日から3月31日の売上高は22億2270万ドルだった。 これは前年同期比で9.4%増加し、 CER(恒常為替レート)ベースで3.4%増加したことになる。高級香水やスキンケアを展開するラグジュアリー部門とサロンスタイルのヘアケアやネイルケアブランドを展開するプロフェッショナルビューティー部門の売上は堅調だったが、消費者向け化粧品を展開するコンシューマービューティー部門は低迷した。

ラグジュアリー部門の売上高は、前年同期比18.6%増、 CERベースで11.8%増の7億5250万ドル。昨年買収した「バーバリービューティ」ブランドの化粧品の売上増、「グッチ」、「ティファニー」、「クロエ」などの高級香水ブランドの売上増が寄与した。

プロフェッショナルビューティー部門の売上高は、前年同期比9.7%増、 CERベースで1.9%増の4億4850万ドル。「OPI」、「ウエラ」ブランドの収益の増加が奏功した。

コンシューマービューティー部門の売上高は、 前年同期比3.3%増、 CERベースで1.2%減の10億2170万ドル。リローンチした大衆向け米国ブランドの一部の売上が予想を下回る結果となった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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