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腸内フローラ移植臨床研、うつ治療の新しい腸内細菌の解析法を発表

腸内細菌研究の第一人者である清水真氏ら18名の臨床医や専門家で構成する一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会(代表理事・麻植ホルム正之氏)はこのほど、うつ治療などに寄与する新しい腸内細菌の解析法を発表した。

これまでの検査・解析法では、腸内細菌の種類や数を評価することしかできなかった。そのため、経験豊富な医療従事者でなければ、何をどのように改善すればよいのかを知ることができなかった。

しかし、今回発表した新しい解析法は、腸内細菌の“はたらき”にアプローチ。レーダーグラフによって、腸内フローラバランスを知ることで、それぞれに合った改善方法を簡単に読み解くことができる。

この検査・解析法の普及により、検査後の選択肢のひとつである「腸内フローラ移植」を多くの人に知ってもらうことで、「うつ」や「肥満」「糖尿病」「がん」「アレルギー」「自閉症」などで苦しむ人の治療にも大きく寄与することとなる。

一方、次世代シーケンサーを使い、さらなる独自の検査・解析法を研究するためクラウドファンディングを開始した。日本最大手のクラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE」を利用。リターンとしては、全国12のクリニックと連携し、検査に加えた「専門家によるドリルの作成」、「個別相談」、「出張セミナー」などを用意している。募集期間は7月16日まで。

さらに、「子どものアトピー」「腸疾患」「糖尿病」など、腸内フローラの乱れが原因と考えられる疾病疾患は多い。今後も、腸内フローラ検査を通じて相関関係を図り、臨床研究を行うことで、さまざまな疾患を改善すべく、研究を続けていく考え。さらなる研究のため、クラウドファンディング第二弾も計画している。

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