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ユーグレナで製麹、抗酸化作用を持つ硫黄化合物の含有量が向上

ミドリムシ(学名・ユーグレナ)を中心とした微細藻類の研究開発などを手掛ける株式会社ユーグレナ(東京都港区)は12日、微細藻類ユーグレナを用いて麹を製麹(せいきく)することで抗酸化作用を持つ硫黄化合物の含有量が向上することを確認したと発表した。

ユーグレナ粉末を添加した蒸米と通常の蒸米を、株式会社秋田今野商店(秋田県大仙市)独自の種麹であるAOK-139株を用いてそれぞれ製麹し、各麹がもつ硫黄化合物を網羅的に解析した。その結果、通常の蒸米から製麹した麹(対照群)に比べてユーグレナ粉末を添加した蒸米で製麹した麹『みどり麹』において、抗酸化作用を持つグルタチオンやエルゴチオネインなどの含有量が向上していることを確認した。

秋田今野商店とは、共同で実施した研究において、ユーグレナを用いて麹を製麹させることで麹が分泌する酵素の量が向上する研究結果を確認し、その研究結果より独自の新素材『みどり麹』を開発している。

『みどり麹』の開発に際しては、「ユーグレナ(ミドリムシ)と秋田の素材を用いた新規発酵食品等の研究開発」というテーマで、秋田県から「ローカルイノベーション誘発促進事業」の採択を受け、ユーグレナと麹を用いた発酵食品の開発に関する研究を進めてきたもの。

同事業においては、ユーグレナ粉末を添加した蒸米と通常の蒸米をそれぞれ製麹し、各麹において麹が生成する酵素の量を評価したところ、ユーグレナ粉末を添加した蒸米で製麹することで麹が生成する酵素の量が向上することを確認している。

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