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イワキ、インバウンド需要で化粧品などの売上が好調

医薬品を中心としたヘルスケア・ファインケミカル企業集団のイワキ株式会社(東京都中央区)は19日、都内で2018年11月期第2四半期決算説明会を開催し、化粧品や機能性食品原料などを扱うHBC事業がインバウンド需要で大きく拡大したことを明らかにした。

セグメント別の業績を見ると、HBC事業の売上高は前年同期比6.5%増の121憶5400万円となった。事業構成別の売上高内訳は、ファルマネットビジネスユニット(BU)が58億円、化粧品通販BUが12億円、原料BUが52億円。

特に「ファルマネットBUは、ほぼインバウンドによる利益率改善」(代表取締役社長の岩城慶太郎氏)が寄与した。インバウンド売上そのものについては、直近5年間で約22%増加している。今後は、量販店に対する営業を強化していくとした。併せて、ベトナムやタイなどアジア圏につき、越境ECなどのアウトバウンド向け販売を一層強化していく。

化粧品通販BUは、通信販売にてスキンケア化粧品および健康食品を手掛ける子会社のアプロス株式会社(東京都中央区)が担当しており、広告宣伝および販促の効率的な運用により営業利益が好調だった。メイン商品の化粧下地『シルキーカバーオイルブロック』が依然として高い人気を保っているという。今後は『シルキーカバーオイルブロック』を中心に「中国、台湾、韓国、東南アジアに販売していく」(岩城氏)とし、販売チャネルとして越境ECなどを検討していく考えを示した。

原料BUについては、本体が手掛けている卸売事業で、第2四半期の化粧品原料の売上高は9憶円となった。具体的には1、3-ブチレングリコールなどの基材を取り扱っている。今後は、既存顧客に対する海外向け製品に関するOEM製品の提案を強化していく考え。

このほか、医薬品・FC事業に分類されるが、株式会社資生堂(東京都中央区)のドクターズコスメ『NAVISION/NAVISION DRシリーズ』を美容皮膚科などの医療機関向けに販売しており、第2四半期の売上高は4億円となった。

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