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カツウラ化粧品、武庫川女子大の学生らと産学協働研究を実施

兵庫県西宮市に本社を置き、1974年の創業から今年で44年を迎える老舗化粧品ブランド『カツウラ化粧品』(株式会社カツウラ化粧品、代表取締役社長 勝浦庸貴氏)。

同社は西宮市の働きかけにより、3年程前から産学協働プロジェクトに参加。武庫川女子大学 生活環境学部 情報メディア学科の井上重信ゼミと共同で、学生向けにスキンケア化粧品のコミュニケーション施策の研究を行っている。

カツウラ化粧品は「スキンケアの大切さを伝えるためのプロモーション施策及び若年層への認知を向上するための施策の検討」を課題として掲げ、プロジェクトを推進。勝浦氏は「私たちは肌の働きと仕組みに基づいて、素肌美をつくる“正しいスキンケア”を掲げ、お客に伝えてきた。このメッセージを若者世代にも伝えることが課題だったのだが、井上ゼミとの連携を通して、どういう発信をすれば“届く”のか、というアイデアをたくさんもらうことができている」とプロジェクトの成果を西宮市に報告。

また「化粧品の場合、パッケージや売り方に目が行きがちだが、お客に体感していただき、わかってもらうというステップ、人とのつながりが大切になる。このプロジェクトでは、最初に学生に“正しいスキンケア”についてしっかりと理解してもらい、その後に実際の商品を使って体験してから、検討に入ってもらった。このようなプロセスで学生と一緒に検討していくこと自体が、私たちにとってのチャレンジでもあった」と2年目の活動を終えての感想を語った。

西宮商工会議所と武庫川女子大学は本年6月、相互に社会的資源の活用及び人的資源の交流を図り、地域社会の持続的な発展及び教育研究の向上に資することを目的とし、包括連携に関する協定を締結。連携内容としては、(1)人づくりに関すること、(2)市民生活の充実に関すること、(3)まちづくりに関すること、(4)企業・産業・観光等の振興に関すること、(5)その他両者が協議して必要と認める事項に関すること、を掲げている。

調印式は武庫川女子大学 中央図書館で行われ、同大学の瀬口和義学長、西宮商工会議所の辰馬章夫会頭が協定書にサインし堅く握手を交わした。これに関し、勝浦氏は「市が取り次いでくれるのは最初の1年だけ。しかし、こういった活動は続けることに意味があると思い、今年で早3年になった。今回の商工会議所との締結は、西宮市全体の活性化にもつながると思うので弊社としても嬉しく思う」と心境を語った。

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