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米レーザー治療で脂肪溶解への関心が過去最高に

美容トリートメント紹介サイトを運営するRealSelf(リアルセルフ)は、12日、アメリカ市場のレーザー治療への消費者動向レポート「 RealSelf US Laser&Energy Report 」を発表した。これによると、レーザー治療で受けたい美容施術は脂肪溶解が最も高く、前年度の調査より10.5%希望者が増加したと報告された。従来の美容整形のような 侵襲的治療は身体への負荷が高いため、 低侵襲的、非侵襲的治療の開発が活発化する中で、利用者数も増加している傾向がある。

レーザーと超音波を用いた脂肪溶解(吸引)療法は、除去する前に脂肪を液化させることで伝統的な脂肪吸引に代わり侵襲の少ない美容施術として関心が急速に高まっているという。脂肪溶解(吸引)療法の中で、2017年、リアルセルフの紹介サイトに消費者からの問い合わせが最も多かったのは、CoolSculpting(クールスカルプティング)で、2位がSmart Lipo、3位がSculpSure だった。

アメリカの消費者が 侵襲的な治療を最小限にしたい施術カテゴリーの順位は次の通り。

1.脂肪吸引
2.フィラー
3.ボトックス
4.フェイシャル
5.髪のリストレーション
6.にきび治療
7.瘢痕治療
8.皮膚の引き締め治療
9.ケミカルピール
10.脱毛

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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