世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

2012年ドクターコスメ市場は拡大、初の800億円突破―総合企画センター大阪

株式会社総合企画センター大阪(大阪市西区)は、2012年度のドクターコスメ市場の調査結果を発表した。市場規模は前年度比3.8%増の812億円となり、調査開始以来、初めて800億円を突破した。2013年度については、市場を大きく牽引しているドクターシーラボの伸び悩みに加え、「RoC」を展開してきたジョンソン&ジョンソンの市場撤退などで減少すると予測している。

企業別の動向としては、市場シェアで4割を占めるドクターシーラボが引き続き順調に推移したほか、ロート製薬が「オバジ」を中心に売上を大きく伸ばした。また、ドクターフィルコスメティクスや日本ロレアルも販路を拡大したことが奏功し好調に推移した。チャネル別にみると、通販チャネルが2桁成長。従来の主力チャネルであった一般ルート(百貨店、専門店、GMSなど)を抜き、最大の構成比を占めた。また、商品分野別にみると、主力のスキンケアでは各社からの美白や抗老化といった機能性アイテムが売上を伸ばしているほか、メイクアップではUVケア効果のあるBBクリームや化粧下地の需要が高まり市場が拡大している。

各社は今後、通販や大手GMSなどのマスチャネルを強化して新規顧客の獲得に努める。一方で、近年はケミカリピーリングやシミレーザー治療、ボトックス注射など美容医療治療を受ける女性が増えていることを背景に、今後こうしたドクタールートでの拡大が期待される。一例として、資生堂は2013年に医療機関専売ブランド「ナビジョン」から美白に特化した「ナビジョンDR」を導入。今後こうしたドクタールートでの機能性アイテムがどのように受け入れられるのか、注目される。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP