エイボン・プロダクツ（ロンドン）は、22日、中国事業を韓国の消費財大手LGハウスホールド＆ヘルスケアの子会社へ売却完了したと発表した。 譲渡額は約4700万ドル（税引前）。これにより、LGハウスホールド＆ヘルスケア傘下のTheFaceShopは、エイボンが中国の広州で展開する美容製造事業の全株式を取得したことになる。
両社は製造および供給契約を締結しており、広州の工場は自社生産のための生産能力を最大化しながら、エイボンの急成長中の中国市場向け製品の製造を継続する方針。
エイボンの最高経営責任者（CEO）の ヤン・ザイダーフェルト氏は、「2019年は中国施設の売却に加えて、より効率的で事業体制のスリム化を推進するため資産とインフラストラクチャを検討し最適な体制を決定していく」などと、今後の方針を語っている。
