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美容師が選ぶ美容室ランキング  ALBUMが総合1位

株式会社Airsalon(東京都渋谷区)は12月7日、美容師のための総合メディア KAMIUにて「現役美容師が選ぶ 働いてみたい美容室ランキング2018」を発表した。

現役美容師が選ぶ 働いてみたい美容室ランキング2018の総合ランキング1位には、カカクコム創業者槙野光昭氏が手がけるALBUMがランクインした。

雑誌などでブランドを築いていったAFLOAT、airといった老舗有名サロンを抑え同サロンが1位になった背景には、インスタグラムなどSNSによるブランディングへの美容室業界のマーケティング手法の転換があると推察される。

男女別で集計した女性ランキングでは、総合ランキングで2位となったAFLOATが1位になるとともに、アデランス、アートネイチャー、スヴェンソンといったウィッグサロンが上位にランクインした。

一般的な美容室が月の休みが6~8日、一日の勤務も深夜に及ぶ事があるなど必ずしも労働環境が整備されていない一方で、ウィッグサロンでは週休二日制、残業がほぼないなど労働環境への配慮が進んでおり、ワーク・ライフバランスを意識する女性の支持を受けた結果となった。

ランキング調査と同時に転職経験、理想の雇用形態などについてのアンケートも実施した。

回答者229名のうち75%が1回以上の転職経験があると回答、2回以上も45%という結果となった。また、現在の雇用形態と理想の雇用形態の比較では、正社員ではなく独立、フリーランスを志望する美容師が多いという結果となった。

美容師の平均年収は300万円以下(賃金構造基本統計調査による)と言われており、一般的な業界と比べて離職率も高い傾向にある。

美容室が全国に25万店舗ある一方で美容師の数は50万人ほどという慢性的な人手不足の求人市場であるにもかかわらず、店舗数過多による競争と人手不足の環境のなか、現場で働く美容師の労働環境は改善されていない状況が続いている。

今回の調査結果は、より良い職場を求め転職を重ねる美容師が多くいることを反映している。また、独立以外の選択肢として、フリーランス美容師が施術するシェアサロンや業務委託契約で美容師が働く業務委託サロンなどが増加しており、美容師の理想の働き方の変化を示す結果となった。

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美容経済新聞

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