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「マリアンナ化粧品」展開のナノエッグ、医療機関向け新規事業開始

聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業である株式会社ナノエッグ(川崎市宮前区)は、皮膚科や美容外科などの医療機関を対象に、院内調剤用のナノカプセル製剤や基材、専用機能性化粧品を提供する事業を本格化させる。同社が今年7月に、神奈川県の「平成25年度エネルギー関連等ベンチャー事業化促進事業」の「ライフサイエンス分野」の支援事業に選出されたことをきっかけに、新規事業に乗り出すものだ。

現在、同社は聖マリアンナ医科大学の皮膚科学研究チームと共同開発した「マリアンナ化粧品」の販売も展開している。今後は既存事業に加え、神奈川県の支援のもとで、皮膚用塗布薬を院内で調剤する際のカプセル製剤(同社が開発したナノカプセル化技術「ナノエッグ」)や基材を提供していく。さらに、皮膚科や美容外科クリニック専用品として、市販品より有効成分の含有量が多い機能性化粧品の製造販売も開始する。同社はこの事業により、「院内調剤の皮膚用塗布薬や機能性化粧品の効果と使い心地が改善され、患者の生活の質(QOL)向上を図れる」と期待を述べている。

ナノエッグとは、同社が開発したナノカプセル化技術のこと。現在は、レチノイン酸をナノカプセル化したもの提供しており、ナノスケール(直径15~20ナノメートル)の無機質コーティングカプセルにすることで、安定性や透過性を向上させている。 シミ・しわ・にきびの外用剤に加え、変形性関節症、糖尿病等の治療薬(経口剤・注射剤含む)としての効果が期待される。また、レチノイン酸以外の化合物についてもナノカプセル化に成功している。

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