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Whole Foods Marketが注目する2020年美容トレンド5つ

米高級スーパーのホールフーズ・マーケット(テキサス州オースティン)は、2020年美容とウェルネス業界のトップトレンド予測をこのほど、発表した。アメリカ市場を中心に最も注目されるアイテムとしてパクチオール、ブルーライト・ディフェンス(防止対策)、スイカ、グリコール酸、全身マスクの5つを取り上げ、全米のチェーン店で、トレンドアイテムの製品群の紹介と春の美容キャンペーン活動を強化する計画。

バクキオール
ますます多くの美容ブランドが、東アジアのバブチ植物の種子に由来するエキスであるバクチオールを支持している。シミ、シワ予防に最適と言われているレチノールの代替品として消費者は植物ベースのバクチオールを歓迎するだろうと予測される。美容愛好家は、肌をより滑らかに、引き締めて、しわの外観を最終的に減らすのに役立つ、トレンドの植物抽出物を含む製品を追求する。

ブルーライト対策
パソコン、スマートフォン、ゲーム機などLEDから放たれるブルーライトによる眼への影響が問われている中、美容液からデトックススプレーまで、 カロテノイド・ルテインのような成分に注目が高まっている。さらにラン藻、木炭、高麗人参の根エキスなど、他の革新的な成分も注目されている。

スイカ
昨年の夏にはジューシーなメロンが台頭したが、今年は果物の中からスイカがトレンドになるようだ。スイカにはビタミンA、B、C、Eなどの天然の抗酸化物質も含まれており、美容ブランドは一般的な美容製品にシトルラスラナトゥス(スイカの成分名)を成分表に含めようとしている。ヘアケア製品をはじめフェイスマスク、リップクリームなどにスイカの成分を採用。

グリコール酸
アルファヒドロキシ酸(AHA)の中からグリコール酸がスター成分としてリードすると予測されている。これまでにも、この成分は顔の角質除去と肌の滑らかさを助けるために利用されてきたが、美容ブランドは今後、イノベーターの主要成分として採用すると期待される。

全身マスク
フェイスマスクは 美容儀礼の不可欠なもので、 “自分へのご褒美治”として最良のトリートの一つになったが、最近は、足、手、髪、そしてあらゆる場所で利用できる製品へと波及している。美容愛好家は、これらの新しいマスクに関心を持つ。ヘアトリートメント、アイマスク、ボディ引き締めマスク、つま先などと身体の特定の領域をターゲットにする製品が登場。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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