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カシオがネイルプリンタを開発しネイル分野に新規参入

カシオ計算機株式会社(東京都渋谷区)がネイル分野に新規参入した。デジタルカメラやインクジェットプリンタ等で培った技術を生かしてネイルプリンタを開発するとともに、株式会社コーセー(東京都中央区)とコラボを組んで、プロトタイプ(デモ用の試作機=写真)を一般公開した。

ネイルプリンタはインクジェットの要領でマニキュアを噴出し、ヘッドが左右に動いて模様を描く。印刷が終わったら、仕上げとして手作業でトップコートを塗るというもの。

ネイルプリンタの操作手順は
①手作業でつめに「ベースコート剤」と「プレプリントコート剤」を重ね塗りする
②乾くのを待ちながらサンプルから好みのデザインを選び、タブレットのカメラでQRコードをスキャン
③プリンタ本体の「ホルダー」に指を入れ、タブレットで指先の映像を見ながらマーカーに位置を合わせるとプリンタがつめの輪郭を認識し、湾曲を補正して形状を把握する
④タブレット画面の「プリント開始」をタップすると印刷が始まる

ネイルプリンタは、インクジェットプリンタの要領で、マニキュアを噴出し、ヘッドが左右に動いて模様を描く。印刷が終わったら仕上げとして手作業でトップコートを塗るという手順。
印刷にかかる時間は1本約15秒程度。ネイルサロンや自分でマニキュアを塗るより短時間で済む。また、手描きでは難しい細かいデザインもつめの端まできれいに印刷できるのがメリット。
スマホで撮影した写真やアート、イラストなども利用できる。

コーセーが東京銀座に昨年12月、オープンした体験型ストア「メゾンコーセー」でプロトタイプを公開した。
ただし、2つのベース剤やトップコートが乾くまでに時間がかかるのが難点。カシオでは、コーセーと共同で、ネイルカラーインクを新開発し、ベース剤などの手間を省いた「完全自動化を目指す」計画。
完全に自動化できれば、ネイルプリンタを完全自動化することで、ネイルサロンをはじめコンビニエンスストア、結婚式場、観光施設などに設置してブライダル用ネイルやご当地キャラなどその場で印刷できれば新市場が作り出せるとの期待を込める。また、将来的には、民生機として市販することも検討していく。

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