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世界の2021年美容トレンドー英The Red Tree調査

イギリスの美容ブランドコンサルタント会社The Red Treeは、2美容業界を形作る2021年のトレンドをこのほどリリースした。コロナ渦、高性能な衛生製品の需要が高まり、Maskne(マスク着用による皮膚のトラブル)防止の新しいスキンケア製品の需要を引き起こすなど消費者動向8つを紹介した。

2021年消費者のビューティトレンド8つ
1.安全性と透明性
消費者はより自然で臨床的にテストされた成分を使用している美容製品を求めるようになると予測。

2.衛生製品の需要
パンデミックにより日常の必需品の開拓が進む。手指消毒剤では、消費者のニーズや要望に合わせて、敏感肌用、子供用など細分化した製品開発が進むと予測。

3. Maskne(マスク着用による皮膚のトラブル)対策
外出時のマスク着用が一般化する中、マスク着用によるニキビ増加など肌トラブルが発生し、予防のスキンケア製品の需要が増加。

4. Zoom Face(ズームフェイス)
Zoom などビデオ会議の利用が増加して、多くのユーザーは画面に映る自分の顔に関心が高まる。目のクマ、小ジワ予防のトリートメント製品などの需要が高まると予想。

5.ブルーライト保護
ブルーライトプロテクションは美容業界の新しいプレーヤーではないが、ブルーライトから皮膚を保護するのにロサ・ルビギノーサ やリコカルコンAなどの革新的な成分が有効なことが発見され、新しい処方が誕生することに期待。

6.スキニマリズム
人々は複雑なメイクアップルーチンを廃止し、ノーメイクに近い自然なメイクアップルックを採用し始めている。スキンケアとメイクアップを組み合わせた化粧品ブランドが増えると予測。

7.大胆な眉
ゴシック調の眉「ゴス眉」、パウダーでぼかしたような「オンブレ眉」、カラーリングした「カラー眉」など大胆な眉の人気が高まると予測。

8.プロバイオティクススキンケア
体に共生する微生物であるマイクロバイオームを採用したスキンケアの研究開発は、近年、人気のあるトピックで、2021年はプロバイオティクススキンケアが盛んになると予想。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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