世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

美容オンラインチュートリアルはアジアと南アメリカの富裕層に効果的 — Global Data調査

化粧品会社にとって、コロナ渦、美容オンラインチュートリアルは、消費者にリーチするためにより重要なマーケティングと位置付けされ、新製品発表のライブイベントとオンラインマスタークラスなどが不可欠になっているようだ。データ分析会社 Global Dataは、このような調査結果を発表した。同社の調査によると、 特に裕福な16〜44歳の人々にとって、美容チュートリアルビデオはロックダウン中、非常に魅力的になっていることが明らかになった。最も関心が高かったのは、インドネシア、コロンビア、フィリピンだったという。

ビデオチュートリアルは若い消費者にとってより魅力的であり、25〜34歳の消費者層が最も関心を持っている。 最近、人気が急騰したTikTokは、プラットフォーム上で1分ではなく3分間のビデオを許可し、専門家以外の人が美容と化粧品のチュートリアルを簡単に共有できるようになったことが後押ししている。

GlobalDataの消費者アナリストであるAmira Freyer-Elgendy氏は、「オンライン美容チュートリアルは、買い物客と繋がるための優れたツールで、製品の外観/機能を説明するだけでなく、より親しみやすい評判を生み出すのに役立つ。美容チュートリアルビデオは、世界の消費者の3分の1近くが有効性を認めている」と述べている。

すべての化粧品およびトイレタリーのカテゴリーで、メイクアップは今後4年間で最も速く成長し、年平均成長率(CAGR)は5.1%になると予想されており、2025年までに世界で637億ドルに達する見込み。Freyer-Elgendy氏「オンラインマスタークラスは、高所得の消費者をターゲットにすることを望んでいるプレミアムブランドにとって特に役立つ可能性がある」としている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP