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販売減少続く「マスクで隠れる部分」のメイク化粧品 眉目料は回復傾向

市場調査・マーケティングリサーチを手がける株式会社インテージ(東京都千代田区/代表取締役社長:檜垣 歩)は、「インテージ 知る Gallery」2021年7月12日の公開記事「コロナ禍2年目 2021年上半期の販売苦戦ランキング」のなかで、「マスクで隠れる部分」のメイク化粧品の販売減少が続いたことを指摘した。

たとえば「口紅」は前年比60%、前々年(2019年)比では36%と極端な落ち込みを示している。

これについて同社は、「2位の口紅は60%、3位のほほべにも62%と4割近い落ち込みとなりました。この2つは昨年も前年比を落としており、その傾向は続いています。昨年に比べて外出自体は増える傾向にある一方、外に出ればほとんどの人がマスクを着用していることもあり、マスクで隠れる部分用のメイク化粧品は、一層使用する機会が減っていると考えられます。15位のリップクリームも色付きのものの減少が大きく、マスク着用の影響が見て取れます」と語っている。

一方、同じ化粧品でも需要が回復してきているものもある。たとえば目の周りの化粧で使う眉目料は前年比110%と、2年前と比較してもほぼ同水準にまで戻ってきている。

同社はこの傾向から「今後、ワクチン接種の増加などで屋外でのマスク着用が緩和されるようになれば、化粧品全体の販売も回復するかもしれません」と分析している。

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