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中国プレステージビューティーEコマース売上高は2021年上半期に47%増加の54億ドル

グローバル情報会社NPDグループは、8月24日、中国プレステージビューティーEコマースの売上高は2021年上半期に47%増加して54億ドルだったと発表した。すべてのセグメントで高成長が報告された。ヘアケアは前年同期比84%と最もEコマースの売上高が成長し、 スキンケア(50%)、フレグランス(48%)、メイクアップ(34%)と続いた。

NPDグループのAPACマネージングディレクター Stanley Kee氏は、「オンラインで美容製品を購入する人が増えているだけでなく、ライブストリーミングや動画などの新しい販売フォーマットの人気が高まっており美容ブランドに無限のマーケティング機会を提供している」とEコマースの堅調な成長を分析している。

セグメント別に見てみると、スキンケアは今期も引き続き中国のプレステージビューティーeコマース市場を支配した。ただ、2020年下半期と比較して占有率は70%から68.5%とわずかに低下した。スキンケアカテゴリー内では、スキンケアセット&キットの販売が最も堅調で、製品部門ではサンケア製品の売上高が前年比107%と急成長した。今年初めに中国でマスクの義務が緩和されたため、メイクアップの需要が増加したと報告された。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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