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資生堂、オープンイノベーション活動の一環で韓国スタートアップLABnPEOPLEと連携

株式会社資生堂は、9日、オープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」の活動プランの一つである「Co-Creation with Startups」の第3弾として、海外スタートアップ企業との連携を発表した。今回は韓国貿易協会(KITA)が保有するオープンイノベーションプラットフォーム「Innobranch」を通じて、「Medical Beauty」をテーマとして韓国国内のスタートアップを募集した。約60の応募ベンチャー企業を12月6日にオンラインで最終審査した結果、生体吸収性のある金属、マグネシウムを活用したマイクロニードルを研究開発するLABnPEOPLEとの協業を決定した。

同社の研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター(GIC)」は都市型オープンラボとして2019年4月に本格稼働している。“多様な知と人の融合”をコンセプトとしてイノベーション創出に向けた活動を推進しており、GICのコンセプトを象徴する活動である「fibona」は、外部のユニークな発想やテクノロジーと、同社が持つ美やサイエンスの知見を融合して新たな価値の創造に挑戦している。

「Co-Creation with Startups」はスタートアップ企業のアイディアをスピーディーに同社の製品やサービスに活用することを目指しており、2019年に第1期、2021年11月には第2期のスタートアップ企業との連携を実施。第3期となる募集では、韓国が得意とする美容医療領域の新たなイノベーション創出を目指し、「Medical Beauty」をテーマに設定した。今後、グローバルな研究開発のリソースを生かし、化粧品・美容領域にとらわれない、あらゆる業界の新たな技術やサービスと、資生堂の美に関するサイエンス・知見を掛け合わせ、新領域での研究や事業化を目指す。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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