世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

仏ロレアル、日本のD2C美容スタートアップのスパーティーに投資

大手化粧品メーカーである仏ロレアルグループのコーポレートベンチャーキャピタルファンドBOLD(Business Opportunities for L’Oréal Development)は、20日、日本の美容スタートアップSPARTY(スパーティー)に少数株主として投資すると発表した。今回の投資は、日本におけるBOLDの最初のベンチャー投資になる。投資額など詳細については明らかにされていない。

スパーティー社は、東京を拠点に、パーソナライズドヘアケア「MEDULLA(メデュラ)」、パーソナライズドスキンケア「HOTARU PERSONALIZED(ホタル パーソナライズド)」などのブランドを通じて、日本におけるパーソナライズドD2Cビジネスモデル構築に成功。同社のユニークなビジネスモデルは、消費者にパーソナライズされた商品と顧客体験の両方を提供する。

今回のベンチャー投資について、ロレアルジャパンの最高経営責任者であるジャン-ピエール・シャリトン氏は次の通り述べている。「日本は、世界のなかで最も洗練された、影響力のある美容市場の一つです。日本では、パーソナライズされた顧客体験が高く評価されています。特に美容の分野では、“パーソナライズ”に関連する新しいトレンドやイノベーションが顕著に表れてきています。パーソナライズ美容の先駆者であり、日本のD2C市場の抜本的に改革してきたスパーティー社と提携できることを大変うれしく思います」

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP