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米ウォルグリーン、英ドラッグストア事業の所有権維持の決定

米ドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、1日、英ドラッグストアチェーンのブーツおよびNo7ビューティー・カンパニーの事業の所有権を維持する決定を発表した。同社は2022年1月にブーツ売却を表明してからさまざまな買い手候補と交渉してきたが、世界の金融市場は予想外の劇的な変化に見舞われいずれの候補からも妥当な条件が提示されなかった。

ブーツとNo7ビューティー・カンパニーが、厳しい状況にもかかわらず予想を上回る力強い業績と成長を続けていることも両事業を保持する決定を後押したと付け加えている。同社の最高経営責任者のロザリンド・ブリューワー氏は、発表分の中で次のように述べている。

「このたび、ブーツとNo7ビューティー・カンパニーの徹底的な見直しを完了しました。その結果は、当社の管理が及ばない急速に進化する厳しい金融市場状況を反映したものになりました。これらの事業にとって今は活気あふれる時期です。両社は、成長するヘルスケアおよび美容市場がもたらす将来の機会を生かし続けることができる独自の立場にあります。取締役会と私は、ブーツとNo7ビューティー・カンパニーが力強い基本的価値を保持していると今も確信しています。また、長期的に、これらの事業および当社全体で株主価値を最大限に高めるあらゆる機会を捉えていきます。」

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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