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英小売事業者M&S、店内美容品リサイクル計画を発表

イギリスの大手小売事業者のマークス&スペンサー(M&S)は、8日、美容リサイクルのHANDLEと提携して 化粧品パッケージのリサイクル計画を発表した。イギリス国内のM&S店舗で空の化粧品容器を引き取るスキームを開始。新しいリサイクルスキームを記念して、7月5日までに利用した顧客には、美容製品の10% オフのキャンペーンを実施する。

M&Sの顧客は、使用済みの美容パッケージを店内のビューティー内にある専用ボックスに入れることで、ボトルやチューブからキャップ、ポンプ、浴槽に至るまで、あらゆる形態のプラスチックまたはアルミニウムの美容パッケージを返却できる。 同社は、今回のリサイクルスキームで 12 か月以内に、参加者から 2 トンを超える化粧品の空のパッケージが回収されると推定している。

パッケージングは美容業界が直面する最大の持続可能性課題の 1 つ。 毎年、世界中で推定 1,200 億個のパッケージが製造されているが、美容に特化した特定のパッケージ タイプが主流のリサイクルで利用可能なインフラストラクチャで処理されていないため、英国ではリサイクル率の推定値は 9 ~ 50%と言われている。 HANDLE は小売業者、ブランド、メーカーと協力してこれらのギャップを埋め、蓋、チューブ、ポンプなどの美容用パッケージのより良い寿命終了オプションを模索しており、M&Sも持続可能性の追求に参加した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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