概要
ヨーロッパ各国でハーブによるトリートメントは常に生活に密着したもので歴史は古い。代表格はフランスとイギリス。フランスではハーブの効能を薬として飲用、塗布するなど医療的に発展したが、イギリスでは主にリラクゼーション目的のトリートメントが枝葉を分けた。
日本にもイギリス式のハーブトリートメントは多く広まり、精油やディフューザーなどを用いてアロマを楽しみながらのマッサージなどがポピュラー。アジア圏ではインド伝承医学アーユルヴェーダの頭皮や髪の老化を防ぐヘアトリートメントが有名。タイではハーバルボールトリートメントなどがあり、ハーブを木綿の布で包み蒸した後押し当てることで免疫力があがるとされている。
美容へのアプローチ
近年市場のナチュラル、オーガニック志向の高まりと共にハーブの効能を主とするスキンケアラインは数多く開発、輸入販売されるようになった。同時にそれを使用したピーリングなどを始めとする美容への用い方も幅広くなり人気となっている。ハーブエキスで肌が本来持つ自然治癒、再生力を導き、結果を出すというトリートメントが主体。
またアロマの効能からインナービューティーの視点を含み、身体の外側(皮膚)だけに留まらず内外美容法としても評価が高く注目されている。「ハーブ」という言葉は日本では医学的利用価値がある植物を指す場合が多く、伝統医薬と呼ばれることもあり、トリートメントによっては取扱いに十分注意が必要ともいえる。