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使い捨て美容パッチをフィンランドの科学者が開発

kauneuslaastari_2_230pixフィンランドの雇用経済省VTT技術研究センターは、同センターの科学者が使い捨ての美容パッチの開発に成功したことをこのほど、発表した。スキンケア製品の吸収を高めるためにマイクロアンペアの電流を流すディバイスで、将来的には消費者が家庭で電気皮膚治療を行なう機会を提供することが期待される。(写真はVTTの研究員Saara Tuurala氏で、Esa Tanskanen氏が撮影したもの)

新しく開発された美容パッチは、砂糖と空気から必要な電流を発生させる。電極と酵素は最新プリント技術を用いて効率的に結合されて治療に用いる。現在、専門医によって施術される美容パッチとは異なり、消費者には不快感を与えないように発生する電流を最小限に抑えることに成功した。開発にはオーボ・アカデミー大学とタンペレ工科大学が電気化学的なソリューションの開発とその機能のメカニズム研究に大きく貢献したと説明している。

製品とその製造方法に関する特許を申請中で、化粧品に加えて医薬品、ハーブ製品への適応について研究を推進する方針。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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