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アメリカの量販店の根強い人気

アメリカ人は美容製品の買いだめを目的としたショッピングには量販店をいまだ多く利用しているようだ。米広告代理店のThe Integer Groupと米リサーチ会社M/A/R/Cリサーチは、6月17日、両社が実施した買い物客の行動調査の結果を発表した。この調査によると、必要な美容製品の買い物に2014年に量販店を利用した人は、42.5%だった。前年の利用率は43.7%だったので1ポイント強、利用率は減少したものの、いまだ量販店での販売力の強さが浮き彫りになった。
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ウォルマート、ターゲットなどの大手チェーンは「マステージ」の美容製品の開拓を強化しているが、顧客の心はまだ掴んでいないようで、「マステージ」より「プレステージ」への追求が高い結果も表面化した。

アメリカでは「プレステージ」ブランドの美容製品の購入にはデパートを利用するようだ。ノードストローム、メイシーズなどデパートでの美容製品の利用率は2013年の2.5%から2014年は7.6%と堅調な伸びを示した。利用理由について、高級品の品揃えの豊富さと購入前の試供の利便性などが挙げられている。またオンラインショッピングサイト最大手のアマゾンの利用者は2013年の利用率1.6%から2014年の利用率は3.2%と倍増したようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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