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コーセー、アルビオンが新工場建設し化粧品増産、爆買いなどに対応

アルビオン熊谷工場コーセー傘下の株式会社アルビオン(東京都中央区)は、埼玉・熊谷工場(写真)内に新工場を建設し、化粧品を増産する。投資額は、15億円を予定。乳液や化粧水の年間生産能力を現在の2倍、400万本に高める計画。すでに親会社のコーセーも2017年までに群馬工場に新工場を建設する計画で、親子が揃って化粧品の増産に踏み出す。

アルビオンの新工場(総面積4,300平方メートル)建設は、生産棟にある食堂、事務所を移し替え、空いたスペースにボトル充填機の生産ラインを4ライン増やして9ラインにする。今年11月に工事を行い、12月に完成させる計画。

新工場建設によって乳液や化粧水など基礎化粧品の年間生産能力は、現在の2倍に増える。
同社が新工場を建設するのは、定番品の売れ行き好調と訪日観光客の爆買による需要増加に対応するのが狙い。

親会社のコーセーも2017年までに群馬工場(群馬県伊勢崎市)に新工場を建設する。「コスメデコルテ」など中高級価格帯のメーキャップ化粧品やスキンケア化粧品を増産する。

同社では、訪日観光客を中心に継続して消費量が増えると見ており、新工場建設によって供給力を増やすことにした。新工場が建設されると同社全体の生産能力は3割程度増える見通し。

コーセーの2015年4月-6月の3ヵ月売上高は、前期比27.5%増の564億円、営業利益も過去最高の85億円を記録した。買収したタルト社の業績に加えてインバウンド需要、訪日観光客の爆買いが業績を押し上げ「雪肌精」ブランドの化粧水などの販売が好調だった。

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