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アメリカでパステルカラーの毛染めが人気!?

アメリカでは、奇抜ともいえるパステルカラーの髪色に関心が高まってきているーこのような消費者の傾向を英市場調査会社ミンテルはビューティートレンドのブログで9月8日、掲載した。

同社のレポート「Mintel’s Hair Clor US 2015」によれば、調査対象者の38%はピンク、パープル、ブルーなどカラフルなホームケアの毛染めに強い関心を持っており、このうち24%はすでにパステルカラーの毛染めを試したことがあると回答した。同数の回答者が、また試したいと思っているという。性別では、男性(47%)、女性(33%)と男性の方が奇抜なヘアカラーへの関心度が高い結果があらわれた。年代では若い層に関心度の強さがみられた。

“洗い流せる”もしくは“部分的”にパステルカラーに染めるアイテムは家庭用カラーリング剤として市場に出ている。最近の傾向として、パステルカラーにパーマネントに染めるアイテムへ利用者の嗜好は変化してきていると示唆。この分野での製品開拓がニッチ市場として有望視されている。

例えば、パステルピンクに染めるのは難しいと言われている。脱色をして黄色味を薄くしてからピンクトーンに染め上げるのでプロの技術が必要になる。もし、このような手順を補佐するホーム・ヘアカラーが製品化されれば、潜在的顧客にアピールすることが可能かもしれないと市場開拓を推奨している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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