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フラーレンが、肌乾燥や黄ぐすみの原因となるカルボニル化を抑制

mainフラーレンの化粧品原料メーカーであるビタミンC60バイオリサーチ株式会社(東京都中央区)は8日、フラーレンに肌の乾燥や黄ぐすみの原因となるタンパク質のカルボニル化を抑制する効果を新たに確認したと発表した。

活性酸素が、肌トラブルの要因となっていることは、周知の事実として知られている。近年、紫外線によって発生した活性酸素が、乾燥や黄ぐすみの原因となるタンパク質のカルボニル化(酸化の一種)を促進させ、さらにカルボニル化タンパク質の光増感作用によって活性酸素が増加するという負のループが生じ、またそれが皮膚の乾燥に繋がることが報告されている。

フラーレンは、紫外線照射下でも高い抗酸化力を示し肌の活性酸素を消去するが、このフラーレンの活性酸素除去能力よって、肌の角層におけるタンパク質のカルボニル化を抑制できるかを確認した。

今回の試験では、乾燥肌や黄ぐすみの原因となるタンパク質のカルボニル化をフラーレンが抑制することが明らかになった。またタンパク質のカルボニル化の原因の一つと考えられる活性酸素(スーパーオキシドアニオンラジカル)を、フラーレンが角層中で消去していることも明らかになった。

これにより、フラーレンは肌タンパク質のカルボニル化を防ぎ、カルボニル化によって引き起こされる肌の乾燥や黄ぐすみにも有用であることが示された。今回の結果は、20日から東京ビッグサイトにて開催される化粧品開発展において発表する予定だ。

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