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グローバル薬用化粧品市場の2020年見通し

薬用化粧品のグローバル市場は堅調に成長しており、2020年には610億ドルに達すると予想されている。国際リサーチ会社Reportlinkerが3月22日にリリースした「Global Cosmeceuticals Market Outlook 2020」(有料)の報告書のサマリーの中でこのような成長予測を明らかにした。

薬用化粧品の主要な応用分野は、スキンケア、ヘアケア、注射剤がある。薬用スキンケアの市場が最大で、ヘアケア、注射剤と続く。スキンケアの中でアンチエイジング製品が最大のシェアを占めており、35歳以上の年齢層の消費者の間での需要が高まっていることに起因するとしている。注射剤市場は、ヒアルロン酸充填剤のような新製品の開発が今後さらに活発化すると予測され、2015年〜2020年の5年間で最高の成長を見通している。レポートは薬用化粧品の応用分野ごとの現在の市場分析とトレンドおよび将来展望を提供している。

リーディング企業としてクローダ・インターナショナル、ユニリーバ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ロレアル、バイエル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、エレメン、バイヤスドルフ、資生堂、エイボンを挙げて分析している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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