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ヒスパニック系女性の研究でプエルトリコ、メキシコの乳がん死亡率が高い

Avon Foundation for Women Logo米エイボン財団の支援のもと、シカゴのヘルスリサーチ機関Sinai Urban Health Instituteはアメリカ諸国のヒスパニックとヒスパニック系女性の乳がんの発症率、死亡率の国別研究を実施した結果をこのほど、発表した。

これによると、メキシコ、プエルトリコ、キューバのヒスパニックおよびヒスパニック系女性の乳がんの死亡率が中南米諸国と格差があることが明らかになった。プエルトリコの女性の乳がん死亡率は10万人に19.4人と最も高く、2番目に高かったのはメキシコの女性(18.78人/10万人)だった。中南米諸国の平均値、10万人当たり10.15人の死亡率と比べて極めて高いことが分かった。

米国のヒスパニック系人口は5600万を超えており、最大の少数派民族と言われている。今回の研究から、“医療提供者はアメリカ国内における乳がん患者をヒスパニック系サブグループにより細分化して、ヘルスケアを提供できる”などとSinai Urban Health InstituteのBijou R.Hunt氏は述べている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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