概要
ヒトの脂肪細胞から取り出された幹細胞が培養の際に分泌するタンパ ク質成分。成長因子(グロース ファクター)やサイトカイン、インターロイ キンやSOD(抗酸化酵素)など、細胞の活性を促す生理的活性の高いさまざまな成分が含まれており、多様な効果が期待できる高機能性生物素材。肌の衰えや損傷を抑えて、皮膚組織の主要高分子であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンの産生作用をパワーアップさせる。幹細胞自体は入っていないため遺伝子的な問題はなく、再生美容の分野で安全性の高い次世代エイジングケア成分として実用化が進んでいる。
美容へのアプローチ
肌老化の根本的な原因である細胞の活性低下を改善することで、紫外線によるダメージや加齢により崩壊した肌をもう一度活力のある肌に再生・修復。肌本来が持つヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどを増やして肌にハリと弾力を与え、シワやたるみを抑制。また、肌のターンオーバーを促進することでシミやくすみを軽減したり、皮膚バリアを高める効果によりアトピーなどの肌トラブルの症状緩和も期待できる。そのほか、保湿や美白、抗酸化作用、増毛、育毛など幅広い効果が期待できるとエイジングケアの切り札として有望視されている。