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ユニリーバ、2025年までにプラスチック包装の全面リサイクル化へ

英蘭ユニリーバは、2025年までにすべてのプラスチック包装を再利用可能または堆肥化が可能になるよう循環経済への進展を加速すると1月16日、発表した。

Ellen MacArthur Foundation(EMF)の調査によると、世界で使用されているプラスチック包装のわずか14%しか工場でリサイクルされておらず、40%は廃棄処分されているという。このような状況が継続されれば世界の海の生態系への環境破壊が懸念されている。ユニリーバは世界のプラスチック包装材の流れを変えるため、すべてのプラスチック包装を2025年までに再利用可能、リサイクル可能、堆肥化可能になるように改革するという。

同社はEMFの会員資格をさらに3年間更新し、New Plastics Economyイニシアチブをサポートする。この一環として、2020年までに包装に使用されるプラスチック材料の「パレット」を発表し業界向けのプラスチック・プロトコルを作成する計画。さらに、海洋へのプラスチック漏出の危険性が最も高い沿岸地域での環境保全対策に業界と共に投資していく。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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