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森永製菓、化粧品事業に新規参入、化粧品3品目と化粧原料販売(上)

森永製菓株式会社(東京都港区)が化粧品分野に新規参入した。これまで、独自開発のアンチエイジング成分を含有する原料「パセノール」(Passienol=写真)配合の化粧品3品目を市場投入(通信販売)したのに続き、今年1月からパセノールを化粧品原料として販売を始めた。化粧品分野への新規参入は中軸事業の菓子食品事業に拘らず幅広い着眼点と視野で、次世代の事業の芽を創出し、成長・発展に繋げる狙い。

「パセノール」は、パッションフルーツの種子から有効成分を抽出して開発した素材で、アンチエイジング機能を有する「ピセアタンノール」(Piceatannol)が豊富に含まれる。

同社は、化粧品の統一ブランド名を「パセノール™」に統一してパセノール原料配合の化粧品を現在まで3品目市場に投入して販売している。

第一弾の商品として2015年4月から「パセノール™モイストジェル」(写真)を開発し、同社の通信販売「天使の健康」(コラーゲンドリンク等の健康食品を中心に販売)で限定販売。続いて2016年4月に第二弾の商品「パセノール™モイストローション」を商品化し市場投入。2017年3月から「パセノール™モイストウォッシュ」を市場投入して販売するなどこれまで3品目を「天使の健康」の商品を愛用している顧客やアンチエイジングなど美容意識の高い女性客を中心に販売している。

この化粧品販売に続いて2017年1月から「パセノール™」を化粧品原料として代理店販売を始めた。原料としての販売は、2016年10月に販売を始めた食品原料の販売に続くもの。化粧品原料の主な販売先は、化粧品メーカーや化粧品OEMメーカーなどが対象。

一連の化粧品、原料等の新規事業について2015年4月に組織化した専門部隊の新領域創造事業部は「当社の中軸事業である菓子食品事業のみならず幅広い着眼点と視野で、次世代の事業の芽を創出することを目的に同事業部を設立した。新事業の芽を創出することが目標の部署であり事業目標については、開示していない」としている。

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