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スキンケア選びで悩む女性は約7割 「肌質に合う」商品重視

株式会社ナリス化粧品(大阪府大阪市)は、入学や就職で新しい生活が始まったり、紫外線が強くなったりするなど、生活環境が大きく変化する季節を前に「スキンケアの悩みとニーズ」についてインターネットで調査を実施、このほど概要を公表した。

その結果、「年齢」「肌状態」「季節」など多様な影響を受けることから、スキンケア品選びで悩む女性は約7割に上った。また、同じブランド、商品の使用期間は半年以下が約4割と、「自分の肌質にあった」スキンケア品を求めて、新しい商品を探し続ける現状が明らかになった。

調査では、スキンケア品選びで悩んだ経験はありますかとの質問に、よくあると答えた人は約29%、時々あると答えた人が約42%と、合わせて7割以上の人が悩んだことがあることがわかった。

年齢別に見ると、20歳~24歳が約84%で最も高く、65歳~69歳が約56%で最も低くなった。年齢が高くなるにつれて悩む人は減る傾向にあり、自分の肌やスキンケア品の知識が少ない、若い年代ほど自分自身でスキンケア品を選ぶことが難しい現状が浮かび上がった。

また悩んだ経験がよくあると答えた人の購入割合が高い販路は、「エステ店(40%)」「百貨店(39%)」となり、よく悩む人は対面で購入するケースが多いこともわかった。

スキンケア品を購入するときにあなたが重視することは何ですかという質問には、「肌質に合っているか(59%)」「価格(約52%)」という答えが半数を超え、次に「肌悩み(トラブル)に対応したものか(約29%)」、「美容効果(約28%)」という順になった。この結果から、化粧品メーカーに求められているのは品質や効果を高めるだけでなく、一人ひとりの肌質や肌悩みに合ったカウンセリング力だということもわかる。

スキンケア品について当てはまるものとして、自分の肌にあったものを使いたいという人が約6割となった。また「専門家に相談したい」と答えた人に、どんなアドバイスをしてほしいかを質問したところ、自分の肌質に合ったスキンケア品の選び方(約56%)、自分の肌質に合ったスキンケア品の使用方法(約47%)、今の肌状態に合ったスキンケア品の選び方(約44%)という答えが続いた。

現在使用しているスキンケア品をどれくらいの期間使っていますかという質問には、半年未満が4割を超え、10年以上は9%にとどまった。「年齢」「肌状態」「季節」など変化し続ける多数の要因の影響を受けることからも「自分の肌質にあった」スキンケア品を求めて、新しい商品を探し続ける現状が明らかになった。

【調査概要】
一次調査 :調査実施期間:2017年3月9日~10日
調査対象者:20代~60代の女性2,415人
調査方法 :インターネットによるアンケート調査

二次調査 :調査実施期間:2017年3月21日
調査対象者:一次調査で美容に関心が高いと回答した20代~60代の女性603人
調査方法 :インターネットによるアンケート調査

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