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発芽米発酵液から新たにアンチエイジング機能を確認 ファンケル

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は、化粧品の独自原料として開発した「発芽米発酵液」に新たにアンチエイジング機能を確認し、研究結果を第116回日本皮膚科学会総会(6月2日~4日/於:宮城県仙台市)で発表した。

同原料は、発芽米を特殊な酵母「サッカロミセス・ベローナ」で発酵させたもの。発芽米発酵液にどのような機能があるのかを調べるために、細胞試験を行った。

培養した皮膚線維芽細胞に発芽米発酵液を添加し、Ⅰ型コラーゲン遺伝子の発現量を測定した結果、何も添加しないコントロールに対して発芽米発酵液を添加した細胞は、Ⅰ型コラーゲン遺伝子の発現が増加していることが分かった。

また、培養した皮膚表皮角化細胞にも発芽米発酵液を添加し、ヒアルロン酸産生遺伝子発現量を測定。その結果、何も添加しないコントロールに対して発芽米発酵液を添加した細胞でも、ヒアルロン酸産生遺伝子発現が増加していることが分かった。

以上のことから発芽米発酵液は、皮膚のコラーゲンと保湿成分であるヒアルロン酸の産生を促す機能があることが判明した。

さらに発芽米発酵液を配合した化粧液を作成し、40歳から59歳の女性21名(平均年齢50歳)に4週間使用してもらい、肌の弾力性の変化と目尻のシワの状態を評価した。その結果、発芽米発酵液を配合した化粧液を使用することで、弾力性の増加と目尻のシワ形成抑制効果が確認された。

以上の結果から、発芽米発酵液にはこれまでに確認している保湿機能に加え、皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促すことで皮膚の弾力性を増加し、シワの形成を抑制するアンチエイジング機能があることを新たに確認した。

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