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中国でオンラインショッピング比率は全体の45%に達する予測

中国でオンラインショッピングの利用率がピークに達しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルは、中国人一人あたりのオンライン小売支出は2017年末までに一人当たりの総小売支出の45.7%に達する見通しという調査結果を11月9日、明らかにした。 今後の展開として、2017年から2019年にかけては一人当たりのオンライン小売支出はほぼ横ばいで推移すると予測している。

中国におけるB2CおよびC2Cのオンライン小売売上高は、2017年末までに6.4兆元に達する見通し。2012年以来、年平均成長率(CAGR)37.9%で成長しており、過去5年間で売上高は、ほぼ5倍に拡大した。 B2Cオンライン小売は、2017年に全eコマース売上の60%に達すると予想され、モバイルオンライン小売はB2C小売カテゴリーの80%以上を占めると予想されている。

最近の傾向として、中国人はオンラインショッピングとオフラインショッピングを使い分けている調査結果も出ている。消費者は異なる販売シャネルをカテゴリー別に利用しているという。家庭の食料品に関して72%の中国人消費者はお店で購入しており、6割の中国人消費者は玩具、ゲーム、衣類、アクセサリーは店舗でのショッピング体験を優先させている。医薬品とヘルスケア製品については57%が店舗での購入を好んでいる。その他のカテゴリーでは、オンラインショッピング優先率が店舗でのショッピングをすべて上回った結果だった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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