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米インディー系化粧品ブランドのインスタグラムの活用率が急増

ソーシャルネットワークで“インスタ映え”のする写真が共有されて、売上げアップにつながる製品が取り上げられることが最近、注目されている。化粧品業界でもデジタルマーケティングで、どのチャネルを有効に活用するかが重要視されている。米デジタルマーケティング&リサーチ会社 L2ThinkTank(ニューヨーク州)は、アメリカのインディー系ビューティブランドのインスタグラムとスナップショットの活用率を比較した調査結果「 L2のビューティレポート」をこのほど、発表した。

2017年7月から9月の2ヶ月間における、アメリカの125のビューティブランドのソーシャルネットワークの活用状況を調べた。レポートによると、ビューティブランドのインスタグラムの人気が高まっていることが明らかになった。インスタグラムのアカウントを持っているブランドは98%で、この内、74%はアクティブに活用しており、24%はあまりアクティブには活用していない状況だった。スナップショットのアカウントを持っているブランドは59%で、その内、アクティブに活用(24%)、あまりアクティブに活用していない(35%)の比率で、41%がスナップショットのアカウントを持っていなかった。

これまで名の知れなかったインディー系ブランド、例えば、『ColourPop』『Sugarpill Cosmetics』などが、一躍、インスタグラムのプラットフォームで有名になったケースも取り上げている。デジタルメディアに精通したミレニアル世代の購買意欲を高める戦略として、今後も注視されそうだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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