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デジタルインフルエンサーはセレブよりも宣伝効果がある!?

ユーチューバーなどデジタルインフルエンサーは、ブランドの認知度を高めるために、ハリウッドの有名人を抜いて最も効果的なようだ。 英マーケティング会社セレブティ・インテリジェンスは、このような調査結果を「The Age of Social Influence」の中で発表した。

同社は2017年10月に代理店、メディアオーナー、社内ブランドマーケティング担当者など各界のマーケティングスペシャリスト270人にオンラインでインフルエンサーに関する調査を実施した。 調査対象者の6割以上が過去12ヶ月間にデジタルインフルエンサーに取り組んできたという回答があった。ソーシャルメディアが不可欠なデジタル生まれの消費者に宣伝するには最も効果的だという理由からのようだ。

調査対象者の61%が過去12か月の間にデジタルインフルエンサーとのマーケティングに取り組んだのに対し、57%は歌手やミュージシャン、50%は俳優やモデルを活用したとの回答だった。

アンケート調査の回答者は、キャンペーンへの投資額1ポンド($ 1.34)ごとに、平均17.21ポンド(23.08ドル)のリターンを得ていると回答した。 59%の回答者はインフルエンサーのフォロアーに関するデータとその分析が重要で、ブランドが求めるオーディエンスを抱えているか、またはフォロアーが何人いるかが最も重要になっている。

今後12か月の見通しとして、 回答者の42%は、予算が中程度または大幅に増加すると答えた。 女性のニッチで新興な才能を持ったインフルエンサーの人気が今後高まるだろうと回答者の7割以上は予想している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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