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米ニュートロジーナ、新しい皮膚分析ツールを発表

米ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のスキンケアブランド・ニュートロジーナは、消費者の肌の状態を追跡してパーソナライズされたスキンケアのアドバイスを提供するツールを製品化したことを、このほど発表した。ラスベガスで開催されているコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、新しく開発した Neutrogena Skin360™ (Skin360™アプリ)と SkinScanner(スキンスキャナー)を紹介、米国市場で2018年下半期に販売を開始する方針を明らかにした。

同社が開発したスキンスキャナーは携帯電話に装着させて利用する。スキャナーを皮膚に直接あてて裸眼では見えない肌の健康状態を測定していく。30倍の拡大レンズ、12種類のハイパワーライト、高精度のセンターを搭載したスキャナーは毛穴の外観、シワの大きさと深さ、皮膚の水分量を測定することができる。


収集された皮膚のデータはアプリ『Skin360』に転送され、豊富な科学的研究と専門知識を活用して利用者の皮膚状態を分析しスコアで表示する。その後、スキンケアや肌トラブルの改善対策などのアドバイスを提供していく。スコアはリアルタイムで表示されるため、利用者は時間の経過とともに皮膚がどのように変化するかを理解することができる。より多くのデータが分析されるにつれて、アプリは学習能力を得てより正確でインテリジェントになっていくという。

Neutrogena Skin360™アプリとSkinScannerツールは、公式サイト(Neutrogena.com)で今年後半より 49.99ドルで発売する予定 。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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