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オーガニックパーソナルケア市場規模は2025年までに251億ドルに

市場調査会社グランドビューリサーチ社が、4月3日リリースしたレポートによると世界のオーガニックパーソナルケア市場は2025年までに251億ドルに達する見通しのようだ。有機および天然のヘアケア、スキンケア、化粧品の需要の高まりは、2018から2025年にわたり市場の成長を増大させると予想され、予測期間中は年平均成長率(CAGR) 9.5%で成長する見通し。ケミカルフリースキンケアやヘアケア製品の需要の高まりと、有機パーソナルケアに関する消費者の姿勢の変化は、業界の発展にも貢献している。ここ数年の消費者の可処分所得の増加も市場の成長に重要な役割を果たしていると分析。

同リサーチ会社の公式サイトで有料レポート「Organic Personal Care Market Size, Share & Trends Analysis Report By Product (Skin Care, Hair Care, Oral Care, Cosmetics), By Region (North America, Europe, Asia Pacific, CSA, MEA), And Segment Forecasts, 2018 – 2025」 は入手可能。報告書の重要ポイントを次の通り。

オーガニックパーソナルケア市場の予測と分析 2018—2025

▪️北米は世界のオーガニックスキンケア産業を支配しており、2015年には35億ドル以上の価値を誇る。

▪️スキンケア製品は、予測期間中に大幅な利益が見込まれる。このセグメントは2016年〜2025年にかけて10.0%超のCAGRで拡大すると予測。天然成分は抗酸化特性をもたらし皮膚免疫力を改善させる。その結果、天然成分配合のスキンケア需要は、予測より大きくなる可能性が高い。

▪️化粧品セグメントは、インド、中国、ブラジルの消費者の使用が増加したことから、2015年には20億ドルを超える収益をもたらした。化学物質に関連する有害な影響に関する消費者の意識の高まりは、ドイツ、フランス、イギリスにおけるこれらの製品の需要を押し上げる可能性がある。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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