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アメリカ市場で「母の日」に贈るフレグランスのトレンド

グローバル情報会社NPDグループは、5月1日、アメリカ市場で女性が香水をつける機会のセンチメント分析結果を発表し、最近、トレンドのブランドを紹介した。香水をつけるとフェミニン(女らしい)と感じると66%のアメリカ人女性が思っており最も多く感じる感情となった。 新鮮/きれい(56%)、魅力的(49%)、自信(44%)、幸せ(39%)など合わせて5つの感情があらわれた。

アメリカでは11月、12月に次いで、5月が香水の売上が好調な月になるという。2017年のデータを見ると、昨年の5月、デパートや化粧品専門店での香水部門の売上はおおよそ9000万ドルに達したという。5月の売上増について「香水業界は、母の日の恩恵を受けている」とNPDグループのエグゼクティブディレクター兼美容業界のアナリストの Larissa Jensen氏はコメントしている。

2018年3月までの女性用香水の売上高は前年同期比7%増の3億5310万ドル、ギフトセットは前年同期比5%増の8億990万ドルになっている。「2018年前半の香水分野の売上は素晴らしいスタートを切っているので、今年も輝かしい業績を得る可能性を秘める」、などと同氏は付け加えている。

アメリカで現在売れ筋の香水ブランドトップ5は以下の通り。

1.チャンス(シャネル)
2.ココマドモアゼル(シャネル)
3.ラヴィエベル(ランコム)
4.ライトブルー(ドルチェ&ガッバーナ)
5. ジャドール(ディオール)

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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