大丸松坂屋などを展開するJ.フロント リテイリング株式会社(東京都中央区)がこのほど発表した2018年4月度の連結売上収益報告(IFRS)によると、百貨店事業において化粧品、ラグジュアリーブランド、美術宝飾品などが大きく売上を伸ばしたことがわかった。
4月の連結売上収益は前年比5.3%減とマイナスではあったものの、百貨店事業は同6.0%増と好調。百貨店事業の合計は13カ月連続で前年実績を上回った。また大丸松坂屋百貨店の免税売上高は、前年比50.0%増となり、化粧品、美術・宝飾・貴金属が大きく貢献した。
大丸松坂屋百貨店の化粧品売上を見ると、4月は前年比34.5%増、3月~4月累計では同37.0%増と全商品中、唯一30%以上の伸長を遂げている。訪日外国人客だけでなく国内客ともに好調を持続している。